小山市にある篠塚稲荷神社。
栃木市にも近く、畑のど真ん中なので小山市なのか栃木市なのかわかりづらいです。
遠目から目立つ、田畑の中に突如現れる灯籠が印象的な神社でした。
全天球写真(360度写真)
拝殿、鳥居の前からぐるっと
田園の中に立ち並ぶ灯篭たち
篠塚稲荷神社について
田畑に灯篭が並ぶ篠塚稲荷神社ですが、車ではいまいち入口がわかりませんでした。
周辺の道が細い事もあり、初見ではなかなか戸惑います。境内社務所前が駐車するスペースになっているようでした。
篠塚稲荷神社について、境内の石碑から。。。
〇篠塚稲荷神社について
当社の神域は小山市有形文化財保護指定前方後円墳の史跡で、六世紀末期弥生時代 村落発祥の頃 先人の築いた墳丘で被葬者は思川西側の広大な湿地を招いた権力者又は貴人か王者であると伝えられております。
御創建は鎌倉の昔正治二年正月 今から七百八十五年前 梶原景則が地域三千石大本小薬松沼地頭となり泉川堺泉の信大森の稲荷を境内塚の篠山にお迎えしたことによって篠塚稲荷神社と御尊崇申し上げ、その起源と致しております。
篠塚稲荷神社境内 石碑より引用
(* ゚Д゚)。。。古墳!!古墳の存在に興奮してきt
これを読むまで古墳の存在に気付きませんでした。
ひとまずは参道の入口から見ていきましょう。
これですよ
この灯篭の並び(゜ω゜人)
日本人であってもなくても魅かれてしまうのではないでしょうか
境内には神楽殿、社務所、摂末社が数社に古墳。
大きな神社というわけではないですが、色んな要素があります。
他の神社ではなかなか見掛けない御神馬舎がありました。
初午祭で流鏑馬を行うためなんでしょうね。
拝殿へお参り
本殿の横に古墳がありました。
その古墳の上に大国社。
(*´ω`)ここの雰囲気が素敵すぎて萌える
以上、栃木県小山市の篠塚稲荷神社でした。
本殿の周りには御狐様も鎮座していて、稲荷神社感もしっかり感じられます。
祀られている神様をみると、かつての村民の農業への真摯な思いが伺い知れました。
今度は飾り馬と流鏑馬を写真におさめに行きたいところです。
御祭神・御利益
御祭神
稲倉魂神(うかのみたまのかみ)
保食神(うけもちのかみ)
稚産霊神(わくむすびのかみ)
大国主之命(おおくにぬしのみこと)
猿田彦之命(さるたひこのみこと)
〇創建当初に祀られた神様
稲倉魂神・・・稲の精霊が神格化した農耕神
保食神・・・口から食物を生み出した神様
稚産霊神・・・体から五穀や蚕を生んだ神様
御神徳・御利益
五穀豊穣
産業興隆
〇後発的に近隣の村村の安全の為に祀られた神様
・大国主之命・・・幅広い御神徳を持つ凄い神様。
・猿田彦之命・・・日本書紀・古事記で天孫降臨の際に道案内を務めた神様。交通安全の御利益で祀られる。
所在地
〒323-0009 栃木県小山市大本615